湯本香樹実.『ポプラの秋』
2008.10.03 Friday | *OTHERS > BOOKS
ひとつ大きな仕事が終わったので、早速読書。まー今年も「読書の秋」にはなれなそうですが…むしろ食欲の秋を希望。
『夏の庭』の著者、湯本香樹実の作品です。涼しくなったこの時期ぐらいに読むとちょうどぴったりかなあと思います。
BOOKデータベースより引用:
まあ帯にも書いてあることだからいいかな、ということで書いてしまいますが、おばあさんの奇妙な話、それは「自分が死んだ時に、死あの世へ手紙を届けてやる」という提案です。あまりにも唐突な話に驚きながらも、まだ心の中でまだ父の死について整理しきれていない「私」はおばあさんの言葉に従います。そして、それを続けていく中で、「私」の中に次第に変化があらわれていく。その過程が飛躍しすぎず、かといって丁寧すぎず、自然な流れで描かれているのが、読んでいて心地いいです。小学生の、あまり突飛過ぎない、だけどちょっと特別な日常という雰囲気があります。
『夏の庭』は少年3人とおじいさん、というのが軸になっていたけれど、今回は少女とおばあさん。しかしおじいさんにせよおばあさんにせよ、ふふんと鼻で笑ったりしそうな感じが結構好きです。なんだか「あー、近所とかにいそう」というリアルさが感じられて。そういう、自分ではないにせよ、どこかで本当に起こっていそう、と思わせるような、地に足のついた設定がより読みやすくさせているんじゃないかなあと思います。
終わり方も好きです。ハリウッド映画のような「終わったー!」というような大掛かりなものであったり、「思わせぶり」というようなわざとらしいものがあるわけでなく、ごく自然に、「これから先」というのが確かに存在しているのを納得できるような、そんな言葉のまとまり方が逆にしんみりとさせます。
なかなか好きです。私もおばあさんの提案に乗ってみようかな、とか思ってみたり。そんな感じ。
『夏の庭』の著者、湯本香樹実の作品です。涼しくなったこの時期ぐらいに読むとちょうどぴったりかなあと思います。
BOOKデータベースより引用:
夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、あるアパートに引っ越した。不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた―。18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに甦る。
まあ帯にも書いてあることだからいいかな、ということで書いてしまいますが、おばあさんの奇妙な話、それは「自分が死んだ時に、死あの世へ手紙を届けてやる」という提案です。あまりにも唐突な話に驚きながらも、まだ心の中でまだ父の死について整理しきれていない「私」はおばあさんの言葉に従います。そして、それを続けていく中で、「私」の中に次第に変化があらわれていく。その過程が飛躍しすぎず、かといって丁寧すぎず、自然な流れで描かれているのが、読んでいて心地いいです。小学生の、あまり突飛過ぎない、だけどちょっと特別な日常という雰囲気があります。
『夏の庭』は少年3人とおじいさん、というのが軸になっていたけれど、今回は少女とおばあさん。しかしおじいさんにせよおばあさんにせよ、ふふんと鼻で笑ったりしそうな感じが結構好きです。なんだか「あー、近所とかにいそう」というリアルさが感じられて。そういう、自分ではないにせよ、どこかで本当に起こっていそう、と思わせるような、地に足のついた設定がより読みやすくさせているんじゃないかなあと思います。
終わり方も好きです。ハリウッド映画のような「終わったー!」というような大掛かりなものであったり、「思わせぶり」というようなわざとらしいものがあるわけでなく、ごく自然に、「これから先」というのが確かに存在しているのを納得できるような、そんな言葉のまとまり方が逆にしんみりとさせます。
なかなか好きです。私もおばあさんの提案に乗ってみようかな、とか思ってみたり。そんな感じ。




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